Home> メバルのルアー(ワーム)釣り-釣り方解説
ここでは、メバルのルアーによる釣り方を中心にクロソイ、アイナメの釣り方を紹介します。
冬季間の新潟は、降雪もあり、外気温もかなり下がります。更に多くのスキー場があり、釣り以外にスキー、スノーボードを楽しむ方も多いと思います。
冬季間で一番のネックとなっているのが、ルアーによる対処魚がいない事。シーバス、イナダ、アオリイカ等は晩秋をもって終了してしまいます。
メバルのサイズも大きいものでは30cmを超える事もあります。俗に云う「尺メバル」です。
メバル釣り、クロソイ釣りは、ルアーフィッシングでも地味なイメージがあります。
ルアー釣りの醍醐味は、シーバスやイナダなど強烈なファイトがあるところかも知れません。
私も最初は、「メバル」には興味がありませんでしたが、メバルの繊細且つ絶妙なアタリ、手応えを体験した途端に、メバルロッドを購入してしまいました(笑)
メバル、クロソイの釣果(2005年)をご覧ください。
防寒対策をとって「メバルのルアーフィッシング」に挑戦してみては如何でしょうか?
基本的には、7f~8fのティップ(穂先)がやわらかいロッドが必要です。
しかし、クロソイ、アイナメ等がヒットすると強引なやり取りが必要になりますので、柔らか過ぎるロッドは避けましょう。
又、ティップが硬いロッドでは、メバルの繊細なアタリに対し、メバルに対してルアーの違和感を与えてしまうようで二次バイトが取れません。
エギングロッドでも代用できますが、専用ロッドが無難です。
おススメのメバルロッド(メバル竿)
ダイワ1500~2500番
シマノ2000~3000番
特に注意はありませんが、スローリトリーブがメバル釣りの基本ですので、小さ目のリールをお勧めします。
お勧めのリール
軽いルアーを使用するため、飛距離を出すために細いラインが必要です。
PEラインをおススメしますが、あまり細くなってしまうとライントラブルが付きまとうので好みとなります。
ナイロンラインでルアーを直結しても良いですが、ネガカリ時にルアーの回収ができません。
ラインコーティング剤を使うとかなり防げます。
お勧めのライン
8~16Lb程度チョット太め。この位無いとクロソイがヒットした時に太刀打ちできないんです。
フロロカーボンの2号程度が一番使いやすい。比重も高いのでカーブフォールが綺麗になりますよ。
ナイロンラインの直結の場合は必要ありません。
お勧めのリーダー
2cm位のワーム色はあまり気にしない(笑)カーリーテールとストレートがあれば良いでしょう。
グロー系のワームを使用すると夜間でもトレースラインが見えますのでゲームの組み立に役立つでしょう。
メバルのルアー釣りは、基本的にワームなどのソフトルアーを中心にした方が良い釣果を得られます。
大型メバルを狙う場合はハード系のルアーを使った方が良いのですが、ワームは安価なので精神的にも楽かも。
おススメのワーム
0.8~3.5gのジグヘッド
夜光タイプがおススメです。軸の細いものをおススメしますが、あまり細いと抜き上げられませんので気をつけましょう。
一押しのジグヘッドは「ダイワの月下美人」。
おススメのジグヘッド
基本的にはシンキングタイプのルアーを使用しますが、水深が浅い場合は、フローティングタイプのルアーでもか
まいません。5cm以下のルアーが使いやすくなっています。ワームと違い高価ですので、ワームでストラクチャーの状況を良く確 認してから使用したほうが良いですよ。
おすすめのルアー
蓄光器があるとグロー系のワームを効率良く光らせる事ができます
発光による差はわかりませんが、ナイトゲームでジグ(ワーム)の位置がわかりやすいので使ってます。
防寒着これが無いと話になりません(笑) 防寒長靴防寒性能があるものと無い物では効果が違います
ヘッドライトナイトゲームになるので必須
ビニール袋外は十分寒いのでクーラーボックスなんか要りません(爆)
前述したとおりルアー、ワームの色はあまり影響無いかも?!重要なのはジグヘッドの選び
方です。
この時期は悪天候が多く凪の日はあまりありません。ですから風、波の影響を考慮してジグヘッドのサイズを選びましょう。
軽いジグはフォールスピードを遅くしてバイト数を稼げますが、潮、風、波の影響などで流されてしまいイメージしたラインをトレー
スできません。
最初は2g位のジグヘッドとグロー系のワームを使って状況を見ましょう。
ハードルアーも効果的です。5cm以下のシンキングルアーだと一定のレンジを攻める事ができるので、初心者
でも比較的釣りやすいです。フラッシング又は、グロー系のルアーがおススメです。
さらに、トリプルフックが付いているのでバレにくいという特性もあります。
細い糸と軽いジグを使用するため、ライントラブルが多くなります。
釣行前にラインをスプレーでコーティングする事をお勧めします。
準備でも述べましたが、ルアー、ワームをトレースするラインが重要です。経験上、底のズル引きではメバルは釣れずクロソイ、アイ
ナメになります。
メバルのアタックのほとんどがルアーがフォール時に来ます。これは、メバルの習性上海中を浮遊していて上から落ちてくるベイ
トを追うようです。
(水中で上を向いていることもあるらしいですよ。ダイビング愛好者談)クロソイは根やストラクチャー周りに居ることが多く、ア
イナメは岸壁に付いている事が多いです。
メバルの場合、スロー&カーブフォールが重要となってきます。しかし、波、潮の影響が強いとルアーがフォールせず表層を流れ
ていく事になります。状況に応じてジグのサイズを変えましょう。また、ラインの太さも影響しますので極力細いラインで影響が出
ないほうがいいですね。
しかし、あまり細すぎると抜き上げができなかったり、ネガカリ=ロストにつながりますので気を付けましょう。
ルアーの形状でも影響が違います。やはりカーリーテールなどのアピール性が強いジグは抵抗が多く流されやすいですのでストレー
ト系のワームを使ってみるのも手です。
基本的にはランガンスタイルです。キャストしたら糸ふけを取りフォールのカウント数を変えながらアタリが
あるレンジ(深度)、場所を探しましょう。
主にメバルはカケアガリに集団で居る事が多く、一匹釣れたら素早く2匹目のメバルを狙います
。
メバルも潮の流れに向いている事が多いので流れがあるときは若干上流にキャストするといいかも?!メバルの活性が高ければ表
層でルアーをスローに引くだけで釣れます。
スローリトリーブが基本です。ルアーを引いているとメバル特有の「プルプル」!?って
な感じでアタリが出ます。アタリがでても慌てず向こうから食いついて来るのを待ちます。
クロソイの場合は一気にルアーを飲み込みますので、メバルのアタリとは明らかな違いがあります。
ここでロッドの性能が出てきます。メバルが穂先が固いロッドの場合バイトした時に違和感を感じるのか更にバイトしてくることが
少なくなります。一方で柔らかい場合は一度バイトしてきてヒットしなくてもすぐにまたバイトしてきます。メバル自体の活性が高
い場合は気にすることはありません。
ヒットしたら軽くあわせて後は獲りこみです。
メバルの場合は、ゆっくりと取り込めるのですが、クロソイやアイナメの場合はアタリと同時にヒットして、その
後は根に潜っていきますので強引に浮かせないとルアーをロストしてしまいます。
アタリで、メバルかクロソイ、アイナメの違いがわかるようになると有利になるんですけどね。
メバルのルアー釣りは、メバルの繊細さと、クロソイ、アイナメなどの強引さが一つの
タックルで楽しめます。
更には、クロダイ、シーバスなど思わぬ外道と巡り合うこともシバシバあります。
日によっては、メバルが数十匹単位で釣れることもありますが、釣り資源保存のためにも、くれぐれも「乱獲」
にならないような配慮が必要です。