はじめに
「がんばってるんだけどぜんぜん釣れない。。。。」って方はナイトゲームばっかり行ってませんか?? 夜間に無意味にキャストしつづけても釣れません。
「アオリイカは夜釣れるものだ!」と言うのも間違いです。 アオリイカについては年魚(1年足らずで死んでしまう)だと言われています。と、したら彼らが子孫を残すにはどうしたらいいか・・・・
「早く大人にならなければならない」 → 「餌をたくさん食べなければいけない」→「昼夜問わず食べなければいけない」 となるわけじゃないでしょうか?!
となるとデイゲームでも十分釣れるってことですね。現に私の場合はデイゲームだけです。
デイゲームの良いところは
- ストラクチャーが見える!
- エギの動きが見える!
- イカが見える!
- バイトシーンが見れる!!
タックル
ロッド
シーバスロッドで十分です。しかし柔らかすぎるとうまくシャクレませんので張りがあった方がいいです。
エギ専用ロッドなら一番良いですけどね(笑)
リール
1500番~2500番がちょうどいいです。3000番でもかまいませんが。その分重くなっちゃうので疲れます。
エギングはとにかくアクションが大切なので、常にロッドを振っていることをイメージしてみてください。
ライン
1号~1.5号のPEラインが必要です。ナイロンラインだと伸縮するためアタリが取りにくいです。
ラインが細ければ細いほど良いというのはいうまでもありませんが、根がかりしやすい場所では、餌木のロストが多くなります。また、ライントラブルも比例して多くなります。
慣れてくれば、0.6号あたりが良いと思います。ちなみに筆者は0.8号を使用中。
リーダー
ナイロン1.5~2号 こいつは必須です。 1m位あればいいでしょう。
はっきり言って「アオリイカ」は非常に目が良いです! 4m位離れていてもエギを発見すれば反応します。ラインはなるべく細めの物でリーダーも細い物に反応は良いです。
しかし、あまりに細すぎると「根がかり = ロスト」になってしまうので多少強引に引ける位が良いかもしれません。
エギ
私の場合、サイズ以外はこだわりません。色による差はほとんど感じられません。 ピンクが一番無難です。
ただし、月や常夜灯など明りがある場合は、黒などダークカラーに反応することが多いです。
ターゲットサイズに合わせてエギのサイズを選びましょう。2.5寸~3.0寸が使いやすいですね。
バケツ
釣った後墨を吐かせるために使用します。ここで墨を吐かせずにクーラーに入れてしまうと身に墨がついてしまいお刺身が黒くなることも。。。
刺身で頂くには必需品です。
イカ墨を楽しみたいならそのままクーラーでもかまいません。
偏光サングラス
デイゲームの必需品です。 あると無いでは大違い!! 必ず準備しましょう。
(安物べもOkです)
クーラーボックス
好みで持っていくのですが、鮮度落ちが早いイカは絶対持って行った方が良いです。
エギングの準備
タックルのセットが終わったらまず最初に「ドラグの調整」です。ここがポイント。
あなたのドラグは魚仕様になっていませんか? イカの身は非常に柔らかいのでドラグがしまったままだとしゃくった時に「身切れ」
(※足だけ付いてきたってことありませんか?)を起こしてしまいます。調整はしゃくった時にドラグが軽く出る程度で十分です。
大きいやつが掛かった時に調整してやれば良いのです。
実釣開始!
キャストです。フルキャストする必要はありませんが、なるべく広範囲でキャストしましょう。 エギをボトムまで沈めたらシャクリの開始です。
「こんなので釣れるの?」ってくらい「ガンガン」シャクリましょう!! ここが大事です。 アオリイカの興味を引き付けないと意味がありません。
アオリイカの泳ぐ速度は結構速いです。キャストしてじっくりアタリをとっているのも良いかも知れませんが
エギにも個体差がありますが、3寸のエギで4~5秒/mです。
釣れない人の場合、エギが着底しているにも関わらずフォールしていると思いこんでいたり、フォールの時間が短く着底していないのにシャクリを入れている場合が多いような気がします。
古くなったエギで水深を測っておきましょう。 ネガカリ防止にもなるはずです。
乗せモード
場合によってはアオリイカがエギを追ってくる様子が見れます。 追ってくるのが見えればまず成功です。 追い方は、
シャクリ(驚いて後退) → フォール(捕食モードで前進)
これを繰り返してエギとの距離を狭めてきます。
ここでスレたアオリイカはフォール時の見切りが早いです。 あと、フォール時に前進しても距離を狭めることはありません!こんな時はいくら誘っても釣れませんので、ほっといてまたキャストしましょう。時間の無駄です。私はよく「やる気のあるやつ」、「やる気の無いやつ」と呼んでいます(笑)
また、場合によって威嚇しているのかわかりませんが、黒く発色している奴の方が乗りやすいです。
ここで面白いのが、単独で寄って来るときと複数で寄ってくるときでは活性が違います。 ご想像のとおり単独の場合は品定めする場合が多いです。
複数で寄ってくる場合はベイトの取り合いになっているらしく距離の狭め方が早いです。
また、サイズの大きい奴と小さい奴では小さいやつは遠慮して何処かへ行ってしまうことが多いです。
フォールのスピードについてはポイントの水深などあるので潮の流れが速いときなどは「糸ナマリ」でウェイトを稼ぎましょう。 フォールの姿勢が安定しないと警戒します。
フィニッシュ
アオリイカがエギを抱く瞬間にアワセを入れます。ご存知のとおりエギにはカエシがありません。よってガンガン引き寄せないと簡単に外れてしまいます。
いわゆる「バラシ」ってやつですね。
ヒットの瞬間に墨を吐かれてしまします。この墨が曲者なんですね。。。
墨には警戒他のアオリイカを警戒させる成分が含まれているらしく墨があると極端に活性が落ちてしまいます。
アオリイカを締める
アオリイカのしめ方についてはこちらをどうぞ → アオリイカの締め方
アオリイカの雑学
アオリイカはどういうときに墨を吐くんでしょうか? ご存知のとおり敵に襲われそうになったときに吐くのが一般的です。
理由としては「敵から視覚的に逃れるため」もあるのですがもう一つ重要な要素が含まれています。それは。。。
「嗅覚的に逃れる」ためといわれています。墨には魚のうまみ成分のアミノ酸が多く含まれていて墨を吐くことによって敵の嗅覚を錯乱させます。
だからイカ墨のスパゲッティーなどというものが存在するのかもしれません。
ここまで読んでくれてありがとうございました。