GoogleのAMP(Accelerated Mobile Page)を試してみた

freo

googleがおススメするAMP(Accelerated Mobile Pages)を実験してみた。

98.png

AMPの導入することにより、サイトの表示速度がかなり高速になるとのこと。
ブログに導入する前に静的サイトで実験してみる。

Google公式Google 全体で AMP ページを強化する

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チュートリアルをやってみる

親切にGoogleがチュートリアルを用意してくれていた。

はじめての AMPページの作成

images.png

基本的には次のコードをコピペするだけでできる。

<!doctype html>
<html amp lang="en">
  <head>
    <meta charset="utf-8">
    <script async src="https://cdn.ampproject.org/v0.js"></script>
    <title>Hello, AMPs</title>
    <link rel="canonical" href="https://amp.dev/ja/documentation/guides-and-tutorials/start/create/basic_markup/">
    <meta name="viewport" content="width=device-width">
    <script type="application/ld+json">
      {
        "@context": "http://schema.org",
        "@type": "NewsArticle",
        "headline": "Open-source framework for publishing content",
        "datePublished": "2015-10-07T12:02:41Z",
        "image": [
          "logo.jpg"
        ]
      }
    </script>
    <style amp-boilerplate>body{-webkit-animation:-amp-start 8s steps(1,end) 0s 1 normal both;-moz-animation:-amp-start 8s steps(1,end) 0s 1 normal both;-ms-animation:-amp-start 8s steps(1,end) 0s 1 normal both;animation:-amp-start 8s steps(1,end) 0s 1 normal both}@-webkit-keyframes -amp-start{from{visibility:hidden}to{visibility:visible}}@-moz-keyframes -amp-start{from{visibility:hidden}to{visibility:visible}}@-ms-keyframes -amp-start{from{visibility:hidden}to{visibility:visible}}@-o-keyframes -amp-start{from{visibility:hidden}to{visibility:visible}}@keyframes -amp-start{from{visibility:hidden}to{visibility:visible}}</style><noscript><style amp-boilerplate>body{-webkit-animation:none;-moz-animation:none;-ms-animation:none;animation:none}</style></noscript>
  </head>
  <body>
    <h1>Welcome to the mobile web</h1>
  </body>
</html>
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何かと制約が多い

高速化するメリットは大きいが、かなり制約が多く戸惑った。
厳しいのが次の制約。

  1. 原則script の禁止(例外もあります)
  2. スタイルシートの外部読み込みが禁止 → PHPを使ってIncludなら良い?
  3. イメージタグは縦横を明記

このブログに導入するには敷居が高い。WordPressだとプラグインが用意されてるみたい。

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適当に書いてテストしてみる

Googlさんがテスターを用意してくれていた。

AMP テスト

エラー続出(笑)

err.png

一つひとつエラーを修正し完了。

200706.png

優れたチェッカーでエラーの原因を初心者にも分かりやすく教えてくれます。

アナリティクスに細工する

とりあえず、ampが有効になったので、Google Analytics を導入してみる。

従来のアナリティクスのタグをそのまま使ったらエラーになった。

scriptを使っているので当然だわね。しかし、ご丁寧に対策サイトに誘導してくれた。

AMP ページにアナリティクスを追加する

<head>内に次のタグを配置する。

<script async custom-element="amp-analytics" src="https://cdn.ampproject.org/v0/amp-analytics-0.1.js"></script>

要素ブロックと属性を追加

<body> 内に次のタグを配置する。

 <amp-analytics type="gtag" data-credentials="include"><script type="application/json">    { "vars" : {"gtag_id": "○○○○自分のID",    "config" : {"○○○○自分のID": { "groups": "default" }}}}</script></amp-analytics>

間違って <head> 内に書き込んだらエラーになりました。

検索用のタグなんで、body の直下に配置してみました。

アドセンスも追加する

もちろんアドセンスもエラー。

アドセンスではAMP専用のタグが用意されていた。

アドセンスにログイン → 広告 → サマリー → 広告ユニットごと → 新規or既存

HTMLとAMPがタブに表示されているので、AMPを選択する。

154446.png

アナリティクスのときと同様にそれぞれ、<Head>内と<Body>内の表示したい場所に書き込む。

ちなみに、自動表示も用意されている。

76_scrot.png

右下のボタンをクリックして、HEAD用とBody用のタグをそれぞれ配置するだけで完了する。

ページスピードを測定してみる

Googleが公開している PageSpeedInsight で測定してみた。

修正前のモバイルページのスコアは37でした。
静的ページでこのスコアは低すぎですね。

57.png

続いてパソコン。スコアは71。まずまずですが、モバイルでの閲覧者が圧倒的に多いので、全体的な評価からすると低いですね。

37t.png

劇的な高速化に驚く

AMPを導入して測定した結果、何とモバイルのスコアが94と大幅に改善しました。
体感的にもサイトビューが早くなったことを実感できます。

見た目は変わってないんですけどね。

94.png

そんで次はパソコン。なんとスコア98を記録。体感的にはほとんで変化なし。
というか、モバイル用に設計されたシステムなんで関係ないのか。
98.png

おわりに

静的ページにはかなりの効果がありました。
Googleが推奨している以上、サイトのビュースピードはGooglの検索にも確実に反映されていると推測できます。

CMSにも組み込めると良いんですけどね。

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