自作の安定化電源を使っていましたが、アマゾンでセールだったためついつい購入してしまいました。
Kungber 安定化電源を分解してみる
他の安定化電源でハンダクラックなど不良品情報があるので、中身を確認してみました。
見る限り不良ハンダはありませんでした。また、ハンダスパッタもなく中華製の製品にしては丁寧な作りだと思います。
巨大なヒートシンクが付いていました。 数個のMOFETがねじ止めされていて後部のファンで冷却するようです。
安定化電源を使ってみる
適当に電化製品を動かしてみましたが、特に問題はありません。 テスターで電圧差を確認しましたが、表示と0.1v程度の差でした。
少し困るのが、電圧を上げるときはスムーズに上がるのですが、電圧を下げたいときはタイムラグがあって数秒時間が掛かります。 どのくらい下がっているのか分からない。
欲しい電圧に合わせる場合は、一旦機器を外して欲しい電圧に設定してから再度接続となります。 FINEのダイアルで少しずつ下げる場合は、ソコソコ使えると思います。
ポータブルバッテリーを充電してみる
電圧、電流を自由に操作できる安定化電源ですが、ポータブル電源の充電に使ってみます。
CCとはConstant Currentの略で定電流で電気を流すことです。 定電流なので満充電時には電流はほとんど流れなくなるので、バッテリーを安全に充電できます。
CCモードに設定する
CCモードにするには、安定化電源の電圧を3V程度に設定します。
プローブをショートさせます。この時、電圧が高いと「パチッ」と火花が飛ぶので、電圧を下げてからショートさせます。
リン酸鉄リチウムイオンの場合、14.6vあたりで充電することになります。
指定した電圧に到達すると、徐々に電流が下がって最後はフロート充電になります。
一台あると様々な機器へ給電できるのでアダプター類が減ります。
家のアダプターのほとんどが無くなりました。
この安定化電源には5Aと10Aの2種類ありますが、圧倒的に10Aの物をお勧めします。 10Aであれば300wまで使用できるので、用途が広がります。
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