自作ポタ―ブル電源のバッテリーモニターを作ってみました。
やっぱりバッテリーモニターは電圧だけでなく、消費電力や稼働時間などがグラフィカルに表示される方が雰囲気が出ます。
使用した電力モニターは vac8610f です。ワイヤレスタイプは配線も少なく済むのでお勧めです。
VAC8610Fの配線についてはこちらをご覧ください。
とりあえずプロトタイプを作成してみる
自作ポータブル電源の動作テストを兼ねて、モニタースタンドのプロトタイプを作ってみました。
スマホスタンドのようにL字に曲げただけです。通電テストは上手くいきました。
USBの5vまたは12vで動作します。
バッテリーモニターを充電式にしてみる
寸法を測り直して必要モジュールを搭載できる必要最小限の大きさに設計してみました。 ギリギリサイズなので機能の追加はできません。
3Dプリンタで造形する
サポート材の設定が上手くいかず、少し歪んでしまいましたが、見た目は分からないレベルだったのでそのまま使用します。
材料のPLAは38g、5時間ほどかかりました。
LCDバッテリーモニターの配線処理
使うモジュールは、4.2vから5vの昇圧回路と充電用モジュールです。
リチウムイオン電池(18650)のバッテリーホルダーなども付いたセット品があるので便利です。
各モジュールをつなげていきます。 下の画像は昇圧モジュールとTP4056充電モジュールを合体させた物です。
配線はシンプルです。 リチウムイオン電池(4.2V)を昇圧してモニターに繋ぐだけです。 待機電力はわずかですが、念のため昇圧モジュールと充電モジュールの間に主電源のスイッチを入れました。
バッテリーモニターの動作確認
配線が終わったら動作テストしてみます。発熱もなく無事に動作しました。
左側に電源スイッチが配置されています。
右側にはUSBポートを備えています。 ちなみにタイプCです。時代はタイプCですね。
充電中は赤いLEDが点灯します。
充電が完了すると青いLEDが点灯します。
もちろんパススルー機能があるので、充電しながらの使用も可能です。
やはり、ワイヤレスタイプのバッテリーモニターは便利ですね。
Bluetoothとスマホで監視するのが主流になりつつありますが、いちいちアプリを起動するのは面倒な気がします。
ケースデータのダウンロード
この自作ポータブル電源用モニタースタンドの設計データを公開します。
素人が作った物なので、自己責任でお願いします。
.stlファイルは UltiMaker Thingiverse からダウンロードできます。
ご自由にお使いください。
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