昨年からキャンプなどでポータブル電源を使っていますが、容量が300whと少し物足りません。
【初ポタ電】KOOSLA ポータブル電源 LiFePO4リン酸鉄リチウム電池 をレビューしてみる
この容量でも、冬場の電気毛布(省エネ改造)は10時間以上使用できます。また、夏場のポータブル冷蔵庫は7時間ほど使えます。
キャンプ連泊時は途中でAC充電が必要になることや、ソーラーパネルからの充電は1から2日(冬場は2から3日)で満充電になるので、残りの電気を捨てているのがもったいないです。
ということで、大容量のポータブル電源を・・・自作してみます。
キャンプスタイルと市販のポータブル電源が合わない
1280whクラスのポータブル電源となると10万円以上の価格です。
取り出せる電力も大きくなりますが、手持ちの電化製品は省電力仕様になっているのでスタイルが合いません。
AC1000w越えの仕様は明らかにオーバースペックです。
よって「無いものは作る」ということで、1280Whクラスのポータブル電源を自作してみます。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー
DEESPAEK 12V リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの100Ahを購入してみました。
クーポンとキャンペーンで39,000円位でした。
60AH、80AH、100AH、120AH、200AH etc と容量も様々ですが、本体サイズと容量/価格を考慮して100AHにしました。 この容量なら、捨てているソーラーパネルの電力も吸収してくれるはず。
付属の充電器は14.7v、6Aの出力でした。 約88wで充電できます。
充電中は赤いランプが点灯します。 充電時には内蔵のファンが回るので充電器が熱くなるようなことはありません。 ただし、ファンの音は大きいです。
バッテリーモニターを選ぶ
バッテリーの監視については、電圧しか見られないのは少し寂しいです。
よって少し高性能な消費電力や残存稼働時間などが監視できるモニターにしました。
グラフィカルな表示で雰囲気がでてます。
バッテリーモニターの接続、設定方法はこちらをご覧ください。
自作ポータブル電源を仮組してみる
このバッテリーモニターは遠隔で放電のON,OFFができるので試してみました。
例えば、運転席から後部の荷室などに配置したポータブル電源の放電のON,OFFの制御ができます。
便利な機能だと思いますが、リレーの消費電力が常時2wほどあり、使用頻度を考慮すると今回は見送りました。
ちなみに、リレーを使用する場合はジャンパーピンを1-2から2-3に変更して、動作電源と直結します。
モニターとリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを接続する
モニターとリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを接続します。
接続方法は画像のとおりで、超シンプルです。
バッテリーケースが決まらないので、とりあえず持ち運べるように、100均のプラスチックケースに入れてみました。
出力は12vシガーソケット ×1です。 今後フィールドテストを繰り返して仕様を詰めていきます。
温度センサーもありますが、現状では使用しません。
低温、高温保護についてはBMSで制御されているので問題ありません。
※リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの充電温度は0度以上
手持ちの材料で作ったので、接続端子はXT60コネクタです。
左側が充電ポートです。
バッテリー充電時は電池の図柄が充電バージョンに変わり、充電中を示すアニメーションが表示されます。
充電、放電とも問題なく稼働しています。 今後、実容量などを測定してみたいと思います。
自作ポータブルバッテリーの費用
自作ポータブル電源の製作費用です。 アマゾンとAliexpressを使って部品を集めたので、現在の価格とは差異があります。
- リン酸鉄リチウムイオンバッテリー ×1 38000円
- バッテリーモニター ×1 4100円
- シガーソケット ×1 350円
- 100v正弦波インバーター 3000円(手持ち品)
- ケーブル、コネクタ類は手持ち品を使用
合計45450円
AC100vも使える1280whクラスのポータブル電源が4万円台で自作できました。
電子レンジやクーラー、セラミックヒーターなどを使わなければ、300wクラスのインバーターで十分です。 使用ワット数が大きくなると待機電力も大きくなります。
4万円台の大容量ポータブルバッテリー製作まとめ
今後、欲しい機能はこちら
- USB充電ポート ×2以上
- 12vシガーソケット +1
状況によって必要なパーツだけを追加していきたいと思います。
AC100vって意外と使わない? あると便利ですよね。
次回はケースに収納してみたいと思います。
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